ANAの特典航空券で国際線チケットが取りやすくなる裏技7つ
ANAで貯めたマイルは特典航空券として無料でフライトチケットに交換できます。
ただし、特典航空券で搭乗できる席数は各便でかなり限られており、なかなかマイルを特典航空券に交換できないという話はよく聞きます。
人気の高い国際線の特典航空券ならなおさらです。
そこでこの記事では、実際に国際線の特典航空券を利用している経験をもとに、高確率でANAの国際線特典航空券を予約する裏技やコツを7つご紹介します。
ANA特典航空券に関する基本事項
ANAの特典航空券を予約する際に頭に入れおきたい基本ルールは以下の4つです。
- 355日前の午前9時から予約できる。
- 各便には、数席から10席程度しか特典航空券用の席が用意されていない。
- 基本はANA便であるが、スターアライアンス特典を使って、スターアライアンス加盟の航空会社の便を選ぶことができる。
- 必要マイルは、ANA便で12,000~、スターアライアンス便なら15,000マイルから。
さっそく、特典航空券予約の裏技を見ていきましょう。
ANA特典航空券(国際便)取得の裏技7つ
基本事項を踏まえて、ANAの特典航空券を取りやすくなる裏技を7つご紹介します。
- 355日前の午前9時に予約する
- 自分の行きたい場所を複数検討しておいて、空席のある旅行先を選ぶ
- 単純往復でなく、複数都市混在(オープンジョー)で予約する
- 地方空港からの出発便を選ぶ(経由便、乗り継ぎ便を選ぶ)
- 海外空港発着便を選ぶ
- フレキシブルな旅程を組む
- ステータスを上げる
355日前の午前9時に予約する
ANAのホームページ予約ができる様になるのが、355日前の午前9時です。
席数に限りがあるので、時間との勝負なります。
予約をスムーズに行うため、パソコンに事前に決済カードやパスポート番号を登録しておく事をお勧めします。
また、電話で予約することも可能で、電話は午前8時から繋がります。ただし、午前9時をすぎないと特典航空券の予約は受け付けてもらえません。
ですので、午前9時前に電話をかけて、午前9時の予約可能時間になると同時に予約が完了するように電話することが、一番の近道かもしれません。
また、通常の予約をキャンセルする場合、出発日の55日前までは取り消し手数料がかからないため、とりあえず予約しておいたけど行けないからキャンセルするという方が発生することも多く、空きが多くなれば特典航空券の枠も発生することが考えられます。
そこで、出発前1ヶ月あたりが、不意に特典航空券に空きが発生することがありますので、粘り強くチェックしておくことをお勧めします。
候補を複数用意して空席のある旅行先を選ぶ
ANAのホームページの特典カレンダーをゾーンごとに確認して、自分の日程と行きたい場所の候補を見て、空いている行き先を選ぶという方法があります。
せっかく貯めたマイルでの旅行ですから、いくつか希望の場所を検討しておいて、取りやすい場所を選ぶと、特典航空券の取得確率は上がるはずです。
自分の希望する場所がなかったとしても、発想を変えて特典カレンダーで空いている場所への旅行を考えてみることも、一つの手だと思います。
マイルをたくさん貯めている方であれば、希望の場所へのフライトでなくても、新しい発見があるはずですから。
※出典元:ANA国際線 特典カレンダー
単純往復でなく、複数都市混在(オープンジョー)で予約する
一都市を単純に往復するのではなく、ある都市から入って、帰りは別の都市からの航空券を予約することで、特典航空券の取得確率は上がるはずです。
ゾーン区分等の基本的なルールに従いながら、様々な都市を組み合わせることが出来ます。
もちろん、都市間の移動費用は別途発生しますが、移動を通じていろいろな地域を知るきっかけになると思います。
【単純往復検索画面】
【オープンジョー検索画面】
【複数都市検索画面】
【トランジット利用】
往路:秋田-羽田ーシンガポールーロンドン、復路:パリーシンガポールー羽田ー秋田の予約画面。
ストップオーバー利用なら、24時間以上の途中降機も可能。
海外往復をスターアライアンスでする場合、ストップオーバー(24時間以上の途中降機)が可能になるので、帰国後1カ月空けて一区間プラスした旅も楽しめます。
スターアライアンスメンバーの運行状況を知っておくことで、旅の幅を広げることも出来るはずです。
【往路:新千歳ー羽田~成田ーグアム、復路:グアムー成田~羽田ー新千歳、プラス:新千歳ー秋田の予約画面】
※ストップオーバー:24時間以上の途中降機
地方空港からの出発便を選ぶ(乗り継ぎ、トランジットを利用)
羽田、成田、関空等の主要な空港からの出発ではなく、名古屋や福岡からの海外便もありますので、検索してみることをお勧めします。
また、地方都市からの乗り継ぎ便を選ぶことで、海外だけでなく、国内での移動を追加して、特典航空券の利用価値を高めることが出来ます。
私は地方在住者なので、地方空港から乗り継いで出国することになります。乗り継ぎは24時間以内であれば、日付をまたいでも可能です。
東京で友人と会ってから出国したり、帰国後関東の友人にお土産を渡してから帰ったりしています。
海外から帰国した時の乗り継ぎ時間は、成田空港で75分、羽田空港で80分以上必要になりますので、乗り継ぎ時間や空港間の移動の時間等、十分に余裕も持った旅程にする必要があります。
【関空発グアム行き、帰りはサイパンから成田のオープンジョーでの予約画面】
国内空港の発着便ではなく、海外空港の発着便を選ぶ
国内空港からの発着便は競争率が高いですが、海外空港からの発着便は国内空港ほどの競争率ではないように感じます。
もちろん、海外空港までの往復分の飛行機代はかかりますが、近ごろはLCCも多いので、上手に利用することで費用を抑えながら選択肢を広げることが出来ます。
【往路:ソウルーフランクフルトーロンドン、復路:ロンドンーソウルの予約画面】
フレキシブルな旅程を組む
特典航空券は、席数が決まっているため、特定の日で取りにくいのは確かです。
出国便はあっても、帰国便が空席待ちというようなことも多いかと思います。
そこでホームページで検索しながら、空いている日や目的地を組み合わせてフレキシブルな旅程を組むことで、確実性を上げることが出来ます。
ステータスを上げる
特典航空券の枠は決まっていますが、ANAプレミアムメンバーのステータスが上がると一般の予約より早めに予約を入れられるようになったり、空席待ちでの順番に影響が出ると言われています。
ただし、ANAのダイヤモンド会員の人数は、かなり多いので、さらに上のダイヤモンド+MOREのほうが影響力は強そうです。
まとめ
- 355日前の午前9時に予約する
- 自分の行きたい場所を複数検討しておいて、空席のある旅行先を選ぶ
- 単純往復でなく、複数都市混在(オープンジョー)で予約する
- 地方空港からの出発便を選ぶ(経由便、乗り継ぎ便を選ぶ)
- 海外空港発着便を選ぶ
- フレキシブルな旅程を組む
- ステータスを上げる
上記を基本として、トランジットやストップオーバーを取り入れながら余裕を持った旅のプランを練り上げるのが特典航空券取得の裏技になるかと思います。
特典航空券を使って、思い出に残る旅をお楽しみください。
ライフタイムマイルの事後登録を忘れずに
特典航空券で楽しい旅をしてきた後は、ご搭乗後3日以降6カ月(日本時間)以内に事後登録のお申し込みを行ってください。
特典航空券では、通常購入の航空券と違いマイルが自動加算されることはありません。
マイルの積算システム上の問題だと思いますが、マイルが自動加算されないので、ライフタイムマイルも自動加算されない様です。
ですが、ライフタイムマイルに登録することは出来ます。
折角海外便に乗ったのですから、ライフタイムマイルに加算されるように手続きをしましょう。