東京エディション虎ノ門の苺づくしアフタヌーンティーで春を先取り|ブログレビュー
暦の上では春となった2023年2月のある寒い日、いち早く春を感じたくて、イチゴをテーマにしたアフタヌーンティーを楽しんできました。
訪れたのは東京エディション虎ノ門です。比較的新しいホテルで、まだご存じない方もいらっしゃるかもしれませんね。
このレポートがご参考になれば幸いです。
東京エディション虎ノ門のアフタヌーンティーはこんな方におすすめ
東京エディション虎ノ門でアフタヌーンティーを利用して、こんな方々におすすめできると思いました。
◆エディションの施設やサービスを確認して宿泊を検討したい方
◆エディションの雰囲気を気軽に体験してみたい方
◆ 都心の景色を見降ろしながら特別なひと時を過ごしたい方
◆ 大切な方をおもてなししたい方
◆ 記念日をお祝いしたい方
◆ 手の込んだお食事やお菓子が好きな方
◆エディションでのアフタヌーンティー未体験の方
「エディション」とは?
世界的なホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルが手がけるホテルブランドの1つで、30あるブランドの中でも最高級ランクの“ラグジュアリー”に位置付けられています。
一般的な”高級ホテル”をイメージすると、ふかふかの絨毯にマホガニー家具や、白い大理石にシャンデリアなど、伝統的で重厚な様子が思い浮かぶかと思います。
しかし、エディションはまったく違います。
モットーは“EXTRAORDINARY STYLE & EXCEPTIONAL SERVICE”。
つまり、伝統的なラグジュアリーホテルの概念を超えたスタイルと、常識をくつがえすサービスを謳っていて、その独自性を強く打ち出しています。
いわゆるブティックホテルにも当たるのではないでしょうか?なんだか、その強い信念に期待が持てて、ワクワクします。
エディションは、2023年3月時点では13カ国に17軒があるだけです。
マリオット系列の施設が2022年末時点で8,200近いとの発表がありましたので、たった0.2%!と、とても希少な存在です。
日本初のエディションとして、2020年秋に開業したのが東京エディション虎ノ門で、2023年3月現在では国内唯一の存在です。
自国でエディションを利用できる我々は、世界的にみてもラッキーですね!
東京エディション虎ノ門(The Tokyo EDITION, Toranomon)
コンセプト
東京エディション虎ノ門のコンセプトは「最高のダイニングとエンターテイメント、そして最高級のサービスとアメニティ、その全てを揃え、これまでの日本にはなかった真に洗練された憩いの空間とユニークなコンセプトを体現するホテル」とのこと。
ブランド創設者が「シアターとしてのホテル」「アーバン・リゾート」などの概念を打ち出した先駆者イアン・シュレーガー氏。
ホテルという宿泊施設の立場でエンターテイメントを謳っているので、アフタヌーンティーがどのように提供されるか期待に胸を膨らませて向かいました。
施設
アフタヌーンティー施設にとどまらず、ホテル全体をご紹介します。
ロケーションと外観
東京都港区虎ノ門の複合施設”東京ワールドゲート“の31~36階が東京エディション虎ノ門にあたります。高くそびえる建物の天辺には「EDITION」のロゴが配されています。
地上1階に専用のエントランスがありますが、ドアマンが立つような仰々しさが一切なく、むしろモダンでシンプル過ぎて、見逃してしまうかもしれません。
一応、看板は出ていますが、遠目ではまったく認識できません(笑)。
ただ、最寄りの地下鉄日比谷線神谷町駅からの直結通路を出たら、正面にあるので、そのまま真っすぐお進みください。
エントランス
エントランスの自動ドアが開くと、目の前にレセプショニストが立つカウンターがあります。要件を告げると、すぐ奥のエレベーターホールまでエスコート頂きました。
館内に入った瞬間にゴージャスな印象は受けましたが、床と全壁面が同じ黒い大理石なのに、圧迫感はなく、むしろ統一感があり、古典的素材にも関わらず、なぜか新しさを感じました。
ロビー31階へ
エレベーターに入るや否や、エントランスとは全く違う世界が目の前に広がり、ちょっとした驚きがありました。とてもシンプルな木目のみ。
エレベーターを降りたロビー階も同様で、木目の細かいウッディオンリー。 エントランスとは一転した自然感に和みつつも、直線の印象も強く、アクセント的に配置されたアートはインダストリアル風だったり、サイケデリックさえ感じるモノトーン写真が配置されたりと、一筋縄ではない感じ
エディションが掲げるコンセプトを体感し始めるのが、この31階エレベーターホールからロビー迄の導線です。
五感がフル回転
1階からここまでの移動距離も時間もごくわずかですが、ここでゲストの心を動かすのは、まさにエンターテイメントですね。
そしてそのエンタメは、視覚以外にも挑んできます。
まずは嗅覚。未知の、都会的な香りがたちこめています。軽く甘く、爽やかなのに、奥底にちょっと苦みも感じました。
そして耳にはベースの低音の響きとエッジの効いたリズム。
一気に大人の遊び場に到着です。これは是非、実際に足を運んで確かめてみてください!
私は瞬時にエディションの非日常世界に導かれました。
アフタヌーンティーの内容
会場:31階Lobby Bar
エディションの世界観を楽しむ心の準備が整ったところで、アフタヌーンティー会場にあたる” Lobby Bar”に到着です。突如、亜熱帯植物群が現れ、また新たな世界感が始まります。
席
お席に案内頂くと、思わず歓声を上げてしまいました。
ティーテーブルの向こう側に東京タワーが!タワーを借景に、アフタヌーンティーのお席が、絵のような美しさです。
あいにくの曇り空でしたが、窓辺に寄ると、東京湾も臨めました。
まさに、東京のベストビューを独り占めしているような気分です。
東京の中心にそびえる高層ホテルだから、この夢心地の景色が実現するのでしょうね。
Lobby Barは別名「天空のジャングル」と称され、その異名の通り、31階のフロア全体に、身長を超えるグリーンが密に配されていて、それがテーブルごとの自然な仕切の働きもしています。
緑が目に優しいだけではなく、周囲の気配に囚われずにプライベートなティータイムを満喫。
私たちはコーナー席だったこともあり、おこもり気分さえ感じました。
難点は、給仕の方の目線に入りにくく、お茶のお替わりはこちらから積極的にお願いする必要がありました(笑)。
メニュー
◆期間限定メニュー
「ストロベリーエディションアフタヌーンティー:2023年1月10日 – 4月3日」
冬旬のいちごを贅沢に使ったストロベリーアフタヌーンティー
◆セイボリーメニュー
スイーツが苺づくしのメニューで、3段プレートを眺めるだけで、ワクワクしました。さらに今回は、シャンパン1杯付のメニューにしたので、まずは乾杯から!
ティータイムにシャンパンなんて、至福以外の何ものでもありません。
他の飲み物はお替わり自由で、お茶は基本のラインナップとしてカフェインレスを含む紅茶やハーブティーが9種あります。
アフタヌーンティーなのに、アッサムティーを外しているところが、敢えて伝統に挑んでいるのでしょうか(笑)。
温かいお茶は、茶葉がパックに入って供されました。他に季節のお茶が2種、コーヒーが6種から選べ、いずれもホットもアイスも対応頂けます。
環境配慮
最初は冷たい季節のお茶をセレクトしました。
エディションは宿泊施設にて脱プラスチックのホスピタリティを謳っていますが、こちらのストローも紙製だったのが印象的でした。
アフタヌーンティーのみの利用でも、微力ながら環境保護に協力できるのはうれしいですね。
食レポ(お食事)
お茶が整ったところで、まずは3段トレー中段にあるお食事5種からスタート。
<左>マグロ&ホースラディッシュ・ブリオッシュ
<中>ジャンボンブラン&エメンタールチーズ・サンドイッチ
→コレ、ぴかイチでした。ライ麦パンがこの上なくおいしかったです。こういう食パン系のやわらかさでライがハッキリ効いているパン
<右>トマトタプナード&アボカド・サンドイッチ
<左>ビーツ・ムースタルト
<右>エビとほうれん草のキッシュ
いずれも1~2口でお口に納まるミニチュアサイズですが、使われている食材それぞれの主張がしっかり感じられて、味わう楽しみがありました。
黄昏のうれしい演出
黄昏とともにテーブルにキャンドルが配され、一層特別なムードが出ました!東京タワーにも明かりが入り、時のうつろいも楽しめる特等席です。
食レポ(お菓子)
お食事はスコーンに移り、お茶はアッサムがないので、アッサムが含まれているであろうイングリッシュ・ブレックファーストを注文。
ピンク色のイチゴ味のスコーンは香りを楽しむためにクロテッドクリームだけで、プレーンのスコーンにはジャムも載せて頂きました。
同行の友人含め、私たちはクロテッドクリーム愛が強いので、当初2人で1つのクリーム提供だったのですが、食べ始める前にもう一つお願いしました。
それでも結局足りず、さらにもう一つ追加をしてしまいました。
比較的軽いタイプのクリームだったのもお替わりに拍車をかけたのかもしれません。
クロテッドクリームも、身近なお店では取り扱いがないので、その意味でもアフタヌーンティーは貴重な機会です。
そして最上段プレートの美しいスイーツへ。
<右上>ストロベリー・ルバーブ・カヌレ
→個人的にはこれが一番気に入りました。
見た目はカヌレですが、中身は全く斬新!周りがストロベリー味のホワイトチョコレート。これがまず文句なくおいしい!
そもそも、おいしいホワイトチョコレートの存在は稀なので、印象深かったです。
中心にルバーブのペーストが入っていてトロリとした食感。小麦焼き菓子の伝統的なカヌレを想像して口に入れたので、そのギャップに驚きました。
外鋼内柔(笑)の食感が特徴のカヌレですが、その内外差をチョコレートコーティングによって一層強調し、味も単一ではなく甘味と酸味のコントラストをハッキリ効かせたシェフの挑戦に脱帽です。
パティシエの創造性との出会いもアフタヌーンティーの醍醐味ですね。
<カヌレの左下>レモン・ストロベリー・ケーキ
<右中>ローズ・ストロベリー・プリン
→上から泡々、フワフワ、とろーり、と食感の変化が楽しめました。
<右下>アーモンド・ストロベリー・マカロン
<左中>ストロベリー・バルサミコ・タルト
→お菓子にお酢?!と驚きましたが、甘味をもつお酢なので、なるほど、ストロベリーの酸味との相性が良く、さらに深みが加わった感じでした。
ここまでおよそ1時間半、目も舌もお腹も堪能できました。
白茶ベースの“ペア ツリー グリーン”でお口をさっぱりさせて、最後の締めはカプチーノに。
ピッタリ2時間、大満足でした。
すばらしい眺望のお席で、久しぶりに会った友人との会話にも花が咲き、特別な時間を堪能しました。
夜のLobby Bar
日が沈んだあとのLobby Barは、照明効果でリゾート感が一層際立ちます。こちらでお酒を頂くのも素敵でしょうね。
Lobby Barにはソファ席の他に、テーブル席やバーカウンターがあります。
お化粧室
エレベーターホール同様のウッディ感でまとめられ、無駄なものは一切排除したシンプルモダン。置かれたティッシュケースも壁と同じ柄の木目に徹底されていました。
宿泊者用施設
Lobby Barがある31階には、宿泊者用のサービス施設がまとまっていました。
コンパクトホテルですが、ラグジュアリーに位置づけられている通り、ジム・プール・スパ完備です!
料金
【ストロベリーエディションアフタヌーンティーの料金】
- ファインティーセレクション:7,500円
- ルイナール ブラン ド ブラン 1杯:11,400 円
(1人分・消費税&サービス料込)
①と②の違いは、シャンパンがつくかどうかで、セイボリーとスイーツのメニューは共通です。
お得体験:ほぼ半額に!
今回私と友人の2名でシャンパン(ルイナール・ブラン・ド・ブラン)1杯付11,400円のメニューを頂きました。
お会計は22,800円でしたが、内10,000円分はマリオットのハウスカード(Marriot Bonvoyアメリカン・エクスプレス・プレミアム・カード)の会員継続特典のダイニング・クーポンを利用したので、実際の負担は2人で12,800円でした!
(11,400円x2人=22,800円)- 10,000円=12,800円
◇12,800円÷2人=6,400円/人
1人あたりは6,400円です。
つまり、本来料金11,400円よりも一人当たり5,000円お得でした!
◇11,400円―6,400円=5,000円
また、シャンパン付にも関わらず、シャンパ無しのメニュー7,500円よりも1,100円お安く頂くことができました。
◇7,500円―6,400円=1,100円
このような特典が提供されるクレジットカードについては記事の最後にご紹介しますので、ご興味のある方は最後までご覧ください。
アフタヌーンティーの予約方法
ご利用に際しては事前の予約が必要です。
【東京エディション虎ノ門:アフタヌーンティー予約/問い合わせ】
TEL:03 5422 1630
URL:https://lobbybar.toranomonedition.com/afternoon-tea
東京エディション虎ノ門へのアクセス
【 住 所 】
東京都港区虎ノ門4-1-1 東京エディション虎ノ門31階Lobby Bar
【 最寄り駅 】
東京メトロ神谷町直結通路からスグ
(4b出口の対面にある「メトロシティ神谷町」経由)
【 地 図 】
まとめ:東京エディション虎ノ門アフタヌーンティーの特徴
東京エディション虎ノ門のアフタヌーンティーの特徴をまとめてみます。
◆日没後の時間も選択可能
アフタヌーンティーメニューの予約時間枠は17時までですが、シャンパン付の”ワイライト ハイティーメニュー”を選択すると、ディナータイムの利用も可能で、東京タワーが見えるソファ席が確約になります。
ちなみにシャンパン以外のメニューはアフタヌーンティーと同じです。都心の夜景を臨みながらのティータイムもぜひお試しください。
◆おひとり様もOK
アフタヌーンティーは2名以上の制限をかけるところもめずらしくありませんが、こちらは1名から予約可能です。
◆ドレスコード
カジュアル!ラグジュアリーホテルですが、気軽に伺えますね。
※今後、アフタヌーンティーのプランによっては各種条件が異なる可能性があるため、詳細はご予約時にご確認ください。
今後の東京エディション虎ノ門アフタヌーンティーの予定
東京エディション虎ノ門では季節のテーマでメニューが創作されているので、何度でも新鮮な驚きがあることでしょう。
4月以降のアフタヌーンティープランも発表されました。
春のお出かけ候補にいかがでしょうか?
【ボタニカル エディション アフタヌーンティー:2023年4月4日から】
これからもいろいろなホテルアフタヌーンティーをレポートして行きます!今回はその第一弾でした。ではまた、御機嫌よう。
【おまけ】Marriot Bonvoyアメリカン・エクスプレス・プレミアム・カード
ホテルと飛行機に強いクレジット・カード
Marriot Bonvoyアメリカン・エクスプレス・プレミアム・カードは、ホテルや飛行機利用時に威力を発揮するクレジットカードです。
基本会員特典だけでも、旅好きの方であれば、年会費を超えるメリットがあるので、持っていて損はないカードだと私は思っています。
グルメ・クーポンの付与は特別なサービスで、今後もあるかどうかはわかりませんが、今回利用させて頂けてラッキーでした!
お気に入りのカード特典2つ
Marriot Bonvoyアメリカン・エクスプレス・プレミアム・カードの各種基本特典の内、私が特に気に入っているは以下の2つです。
➀カードの一定額以上の利用と継続で、翌年に世界各地のMarriott Bonvoy参加ホテルで利用できる1泊分の無料宿泊特典がもらえる
=年会費以上分の価値を体験できる!
②カード利用にて貯まったポイントを世界の航空会社のマイレージに交換できる上、交換率もよい!
カードを日常的に利用していれば、カードポイントも実質無期限でマイル交換にも無駄がない。
特典は他にもたくさんありますが、コスパ良く旅をしたい私個人にとっては、この2点がとても魅力的です。
マリオット系列ホテルに無料で宿泊してみたい方や客室アップグレードなどを体験したい方には、特におすすめのクレジットカードです。
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