ANAスカイコインの使い道5パターン｜マイルより航空券が取りやすい

ANAスカイコインの使い道は全部で5つ。

• 国内線航空券の支払いへの充当
• 国際線航空券の支払いへの充当
• 国内旅行商品の支払いへの充当
• 海外旅行商品の支払いへの充当
• ホテル宿泊のみの支払いへの充当

中でもおすすめの使い方は国内線航空券の支払いに充当することです。

特にANAの上級会員ステータスである「プラチナ」や「ダイヤモンド」を目指している方には大きなメリットがあります。

詳しく見ていきましょう。

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ANAスカイコインの使い道は5つ

ANAのスカイコインの使い道は以下の5つです。

• 国内線航空券の支払いへの充当
• 国際線航空券の支払いへの充当
• 国内旅行商品の支払いへの充当
• 海外旅行商品の支払いへの充当
• ホテル宿泊のみプランの支払いへの充当

マイルと比べると使い道は減ります。しかし、特に航空券予約に関しての使い勝手はマイルよりいいです。

スカイコインの使い道としておすすめなのは国内線の航空券の支払いに充当すること。

マイルによる特典航空券ではANAの上級会員ステータスを得るために必要なプレミアムポイント（PP）が貯まりませんが、スカイコインで予約した航空券ならPPが貯まります。

国内線航空券の支払いへの充当

スカイコインの使い道として多くの方が選ぶのが国内線航空券の支払いへの充当です。

1スカイコイン=1円として10円単位で使う事ができます。また航空券の代金を全部ではなく一部に充当することが出来ます（差額はクレジットカードのみ支払いとなります）。

購入できるのはANA便とANA便名のコードシェア便のみ対象です。

スカイコインで航空券を購入するメリットは大きく2つ。

• マイルによる特典航空券と違い、席数が限られていない
• スカイコインで購入した航空券はマイルもプレミアムポイントも付与される

マイルで交換できる無料の特典航空券は便の中で対象席が限られているため、すぐに席が埋まってしまい利用するのが難しいです。

一方でスカイコインによる航空券予約は現金での予約と同様のため、席数が限られていません。このため予約が取りやすいメリットがあります。

また、スカイコインで予約した航空券にはマイルとプレミアムポイントの両方が付与されます。※マイルの特典航空券ではもらえない

ANAの上級ステータスであるダイヤモンドを獲得するための修行中に、獲得したマイルをスカイコインに交換してさらに修行する（プレミアムポイントを稼ぐ）ことも可能です。

基本的にプレミアムポイントは飛行機に乗ることでしか貯まらないため、せっかく飛行機に乗るのならプレミアムポイントが貯まった方がお得ですよね。

マイルをスカイコインに交換して航空券を取れば、お金を一切かけずに無料でSFC修行やステータス獲得することも可能です。

なおプレミアムクラスの座席アップグレードの支払いにスカイコインは使えないため注意が必要です。

それ以外の注意点は以下の通りです。

・購入できない航空券：団体運賃、ビジネスきっぷ、いっしょにマイル割
・支払いに使用出来ない料金：特別旅客料金、ストレッチャー料金、重量超過手荷物料金、従価手荷物料金、ペット料金、快速宅空便のお支払い
・ANAウェブサイトからのみ利用可能。空港カウンター、予約・案内センターでは利用不可。
・通常期⇒繁忙期へ予約変更した際の運賃差額の支払いはスカイコイン使用不可（カード決済のみ）。

なおキャンセルなどで払い戻しを受ける場合、スカイコインで支払った分はそのままスカイコイン払い戻されますが、有効期限が切れた分は戻ってきませんので有効期限には注意してください。

国際線航空券の支払いへの充当

国内線同様、1スカイコイン=1円から10円単位で使う事ができます。また航空券のほか諸税や燃料サーチャージ料の代金にも充当することが出来ます（不足分はクレジットカードのみ支払いとなります）。

マイルを使った「特典航空券」では、空席枠が少なく時期によって消費するマイル数も異なるので『乗りたい日が満席で予約出来ない・繁忙期でマイルが足りない』事もあります。スカイコインでは通常購入と同じ空席枠で予約・購入することができます。

マイルやプレミアムポイントも発券クラスに応じて加算されますので、マイルを使った特典航空券で行くよりスカイコインで行った方が大変有意義です（ここがマイルより使い勝手のよい所です）。

またANAは海外発券（国外発の航空券）でもスカイコインを使う事ができます。

出典：ANA

※クアラルンプール～東京の往復の航空券。こちらの画像ではスカイコインの残高はゼロですが、スカイコインがあれば支払い金額に充当できます。

実は「e JALポイント」と大きな違いがあるのはこの「海外発券」。

スカイコインは上の図のように海外発の航空券でも使えますが、eJALポイントは国内発しか使えず海外発では使えません。

そのためスカイコインは海外修行では大変使い勝手がよいです。

なおスカイコインは『日本のANAウェブサイト』のみ使用でき、『海外のANAウェブサイト』では使用できません。海外発券をする場合は『日本のANAウェブサイト』から予約しましょう。

なお他の注意点は以下の通りです。

・日本のANAウェブサイトからのみ利用可能。空港カウンター、予約・案内センターでは利用不可。
・以下は対象外
ー特典航空券のお申し込み、特典航空券発券時の税金・燃油特別付加運賃・発券手数料等のお支払い
ー他社便名および他社乗り継ぎ便が含まれる航空券のお支払い
ー重量超過手荷物料金、従価手荷物料金、ペット料金、ストレッチャー料金など追加での座席手配が必要な場合の料金等のお支払い
ー交換発行にともなう差額のお支払い

乗り継ぎ等でANA便やANAコードシェア便以外の便が含まれている場合、スカイコインが使えないので注意してください。

国内旅行商品の支払いへの充当

ANAウェブサイトで販売する国内旅行商品（ツアー料金）の決済で使うことが出来ます。

航空券とホテル代をスカイコインが可能で、定期的に「タイムセール」を行っているので、普通に航空券とホテルを予約・購入するよりお得に購入する事が出来ます。

出典：ANA「国内ツアー」

定期的に行っている「国内ツアータイムセール」

連休中の航空券も基準便であれば直前でもお得に購入する事が出来ます。

※現在は中止されていますが、Go Toトラベルの「地域共通クーポン」対象にもなっていました。

旅行代金がスカイコインだけで足りない場合は、不足分をクレジットカード、銀行振込、コンビニ支払、ANAギフトカード、ANA旅行券で支払い可能です（一部ツアーを除く）。

そして、国内ツアーは旅行代金に応じて100円＝1マイルのツアーマイルが貯まります。しかも参加者毎にマイル加算となります（フライトマイルの積算率は50%）。
予約時にはちゃんと座席指定も出来ますし、出発2日前に空席があればプレミアムクラスにアップグレードも可能です。

それ以外の注意点は以下の通りです。

・基準便は早朝便や深夜便など利便性が低い便が指定されることが多い。
・基準便以外の便を指定すると旅行代金が高くなる。
・ツアーマイル積算は出発日より約1～2カ月後と遅い。
・フライトマイルとプレミアムポイントの積算率は50%と低い。
・「xxxマイル付き」プランのツアーのマイルは代表者のみしか積算されない（同伴者には付与されない）。
・スカイコインは予約操作している会員1名分のみ利用可能（2名以上の合算は不可）。

なおキャンセルなどで払い戻しを受ける場合、スカイコインで支払った分はそのままスカイコイン払い戻されますが、有効期限が切れた分は戻ってきません。

海外旅行商品の支払いへの充当

ANAウェブサイトで販売する海外旅行商品（ツアー料金）の決済で使うことが出来ます。

出典：ANA「海外ツアー」

「ANAトラベラーズ パッケージツアー」や「ANAトラベラーズ ダイナミックパッケージ」にてスカイコインを使用することができますが、「ホテル＆オプション」では使用できません。

国内ツアー同様、旅行代金がスカイコインだけで足りない場合は、不足分をクレジットカード、銀行振込、コンビニ支払、ANAギフトカード、ANA旅行券で支払い可能です（一部ツアーを除く）。

なお他の注意点は以下の通りです。

・「ANA SKY コイン」は保有している会員本人、または特典利用者に登録されている2親等以内の方が、旅行代表者となる場合にご利用が可能。
・変更に伴う追加代金のお支払いが発生した場合には、スカイコインは利用不可。
・マイル積算率がエコノミークラスは30%からとかなり低い（プランによって異なります）。
・スカイコインは予約操作している会員1名分のみ利用可能（2名以上の合算は不可）。

ホテル宿泊のみプランの支払いへの充当

基本的に航空券かツアー商品の支払いに充当するのがスカイコインの使い道ですが、中にはホテル宿泊のみに使えるプランもあります。

それが航空券なし現地参加の「日本を旅しよう」プランです。

出典：ANA「ホテル 日本を旅しよう」

日本全国のラグジュアリーなホテルを現地参加という形で予約することができます。

航空券を別途スカイコインなどで予約すれば、移動費と宿泊費の両方を0円で済ませることもできますね。

ANAスカイコインとは

ANAのスカイコイン（正式名称：ANA SKY コイン）とは、ANAの航空券やツアーパッケージの支払いに使える電子マネーのようなものです。

主にマイルから交換して入手でき、1コイン＝1円として各種料金の支払いに充当できます。

使い方が少々マイルに似ているため違いが分かりにくい方も多いでしょう。

次の章でスカイコインとマイルの違いを詳しく見ていきましょう。

ANAのスカイコインとマイルの違い

スカイコインとマイルはどちらも航空券の予約に使えるものなので混同しやすいです。

わざわざマイルをスカイコインに変えてメリットはあるのか？

違いが分かりづらいので以下の表にまとめました。

貯まりやすさを比較

スカイコインはマイルと異なり「貯める」というより「交換して得るもの」のイメージが合っているかも知れません。

マイルには飛行機への搭乗やクレジットカード、ネットショッピングなど幅広い貯め方がありますね。

一方でスカイコインは基本的にマイルからの交換や提携サービスのポイントから交換するのが一般的です。

使い道の豊富さを比較

使い道はマイルの方が幅広く、スカイコインは基本的に航空券やツアー料金の支払いへの充当がメインの使い方になります。

ただしスカイコインによる航空券予約は、マイルの交換で無料でゲットできる特典航空券と比べていくつかメリットがあります。

以下で簡単に説明します。

航空券の予約のしやすさを比較

スカイコインはマイルの特典航空券と比べて予約が取りやすいです。

というのも、マイルの特典航空券で予約できる席数は便の中で限られており、希望の便で特典航空券を使うのがかなり難しい面があります。

一方でスカイコインは通常の航空券予約の料金支払いに充当するイメージのため、席数が限られていません。

マイルによる特典航空券で希望の便の予約が取れない場合は、マイルをスカイコインに交換してから正規ルートで航空券を予約する手もあります。

航空券に交換する時のお得度を比較

マイルを使った特典航空券の場合、無料で搭乗できる反面、マイルやプレミアムポイントは付与されません。

一方でスカイコインで航空券を予約する場合は現金で予約するのと同様のため、シーズンによっては値段が高くなる可能性があるものの、マイルやプレミアムポイントが付与されます。

プレミアムポイントを貯めるとANAマイレージクラブの上級会員ステータスである「プレミアムメンバー」になり、ラウンジや専用のサービスデスクを使えるなどの特典があります。

有効期限を比較

有効期限はスカイコインの方が短いです。スカイコイン取得日の12ヶ月後の末尾が期限になります。

例えば2023年3月15日にスカイコインを取得したら、1年後、2024年3月31日が有効期限です。

スカイコインは10ポイント（＝10円）単位で使えるため、燃油サーチャージへの支払いなどで細かく消費していけば無駄なく使い切ることができます。

ANAスカイコインの貯め方

ANAスカイコインの貯め方は5パターンあります。

1. マイルからANAスカイコインの交換
2. アップグレードポイントからANAスカイコインの交換
3. 他社ポイントからの交換
4. 提携ショップのサービス利用
5. ガッチャモールで当てる

マイルからANAスカイコインの交換で最大2.0倍

マイルからANAスカイコインへの交換は1マイル＝1スカイコインに交換できます。
また10,000マイル以上交換する場合は、ANAマイレージクラブのステータスや所持カードによって交換レートが異なります。

※10,000マイル以上の場合は、10,000マイル単位での交換。
※また一度に交換できるのは最大200,000マイル。
※交換率の高い条件が適応されます。
（例；ANAカード（一般）でも、プラチナステータスを所持していた場合は、プラチナステータスの交換レートが適応される）

交換レートは下表にまとめてみました。

交換するマイル数が多いほど交換レートは良くなり、ANAプレミアムメンバー（ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンド）の場合は最大1.7倍になります。
マイルから交換する場合は、最大倍率（50,000以上）で交換することをお勧めします。

また、ダイヤモンドのさらに上のステータスであるダイヤモンド＋Moreになると、交換するマイルの数によらず一律2.0倍の交換レートです。

アップグレードポイントからANAスカイコインの交換

アップグレードポイントとは前年1月〜12月に獲得したANAプレミアムポイント（PP）の数に応じて、翌年度に付与される特別なポイントです。

一般的に座席クラスのアップグレードに使用する方が大半です。

ただし、有効期限は4月〜翌3月までの1年間で全てのポイントをきっかり使い切るのは難しいです。

そこで、消費しきれなかったアップグレードポイントをスカイコインに交換することができます。

交換レートは固定で以下の通りです。

1アップグレードポイント=1,000スカイコイン

他社ポイントからの交換

ANAスカイコインへの交換はマイルやアップグレードポイントだけでなく提携パートナーのポイントからも交換できますが、レートは会社ごとに異なります。

以下の表は他社ポイントからスカイコインへの還元率の例です。

提携ショップのサービス利用

最後のスカイコインの貯め方は提携ショップのサービス利用でもらう方法です。

2023年3月現在では提携ショップは2つのみ。

対象サービスは少ないですが、仮に引っ越しや結婚などのライフイベントとタイミングが合致すればスカイコインをもらっておくのも良いですね。

各提携ショップの申し込みはANAスカイコインの公式ページからのみ対象なので注意しましょう。

ガッチャモールで当てる

ガッチャモールはANAマイレージクラブの公式アプリにあるガチャガチャ機能で、1日1回回せます。

最低でも1コインが当たり、過去には最大30,000スカイコインが当たるイベントも開催されています。

あまり手間はかからないので、日課として継続して回していると意外と貯まります。

今回、ANAマイレージクラブ会員の私が、特典利用者に登録している父を旅行代表者として母の2名ツアーを予約しました。
この場合は特典利用者に登録している人を”旅行代表者”として予約したので、スカイコインを使う事が出来ました。

ANAスカイコイン利用履歴には「旅行商品購入」と記載されます。

ツアーの詳細はここでは詳しくお話しませんが、参加した父と母は大変喜んでくれました。

2親等以内の人が登録できる「特典利用者登録」制度では、スカイコインが使える場合と使えない場合があるので注意してください。

スカイコインの保有者が参加しないツアーでスカイコインを使用する場合は、「特典利用者」として登録している方を旅行代表者に設定して予約します。

特典利用者に未登録の方を旅行代表者として予約してしまった場合はスカイコインを使う事が出来ません。

なおスカイコインの不足分はクレジットカードでの支払いのみとなります。

ANAスカイコインの注意点

最後にスカイコインを利用する際の注意点をいくつか確認しておきましょう。

• スカイコインをマイルに戻すことはできない
• スカイコインでアップグレードはできない

スカイコインをマイルに戻すことはできない

マイルをスカイコインに交換することはできますが、一度スカイコインに交換するともう一度マイルに戻すことはできません。

スカイコインへの交換は計画的に行いましょう。

また、少額のスカイコインの使い道に迷ったら、有効期限が切れる前に航空券の支払いの一部に充当するのがおすすめです。

10ポイントから利用できます。

スカイコインでアップグレードはできない

スカイコインを使った座席クラスのアップグレードはできません。

座席アップグレードは、前年のプレミアムポイント獲得数に応じて付与されるアップグレードポイント、もしくはクレジットカード支払いで行いましょう。

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